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屏東県でまたワニ捕獲、繁殖で生態系に影響懸念


ニュース 社会 作成日:2011年7月25日_記事番号:T00031435

屏東県でまたワニ捕獲、繁殖で生態系に影響懸念

 2005年6月の豪雨で養殖場から逃げ出したワニが生息する屏東県の東港渓で、ワニ捕り名人の黄盛松さんが23日夜、体長153センチメートル、30台斤(約18キログラム)の中南米原産メガネカイマン(アリゲーター科)メス1匹を捕獲した。25日付蘋果日報などが報じた。


これまで何匹ものワニを捕まえてきた黄盛松さん(右)だが、今回の獲物が過去最大だそうだ(24日=中央社)

 同エリアに生息するワニは以前から問題となっており、屏東県政府が昨年、大型の捕獲カゴを設置したものの効果はなく、最近もワニが泳ぐ姿が住民に目撃されていた。通報を受けた県消防局が捜索しても見つけられなかったことから、名人の黄さんと友人2人が名乗りを上げ、見事捕獲に成功した。

 このメガネカイマンは養殖場で付ける足リングの跡があることから、養殖場から逃げ出したうちの1匹で、体長から既に成体とみられる。

 屏東県一帯は冬でもそれほど冷え込まず、エサも豊富なことから生息が可能なようだ。メガネカイマンは生後5年で生殖能力を持つため、今後、繁殖で第2世代以降の誕生が続けば、生態系に影響を及ぼすことが懸念されている。