全国電子(e-ライフモール)、大潤発(RTマート)、家楽福(カルフール)など3C(コンピュータ、通信、家電)販売店および量販店で、第4四半期の液晶テレビの激しい価格競争の火ぶたが早くも切って落とされた。特に全国電子は、声宝(サンポ)の型落ち37インチ型を在庫整理のため一気に6,000台湾元(約21,650円)値下げして2万9,900元で販売し、大同と明基電通(BenQ)の37インチ型も同価格帯、再び液晶テレビ市場に参入した冷房機メーカー聯碩光電科技(トップ・パワーソニック)は、創業祭に合わせて2、3級ブランドの37インチ型液晶テレビを、過去最低価格の1万8,990元で売り出した。
業界関係者によると、家電市場は第3四半期、予想ほど売れ行きが伸びない中、液晶テレビだけは各メーカーが相次いで2,000元から1万元の値下げを行い、前年同期比51%成長という好成績を収めた。家電販売店や量販店の最近の価格競争は、12月中下旬から再度価格競争に打って出るという家電メーカーの計画を狂わせるほどに激化している。
声宝や大同などの家電メーカーは、「液晶テレビの売れ行きは好調で、全国電子などの価格競争に付き合う必要はない」としているが、東元電機(TECO)では9月の創業祭を機に32インチ型を3,000元値下げし1万9,900元で販売し、好評を博しているという。15日付工商時報が報じた。