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アップルの特許訴訟攻勢、MICが事前対策呼び掛け


ニュース 電子 作成日:2011年7月25日_記事番号:T00031454

アップルの特許訴訟攻勢、MICが事前対策呼び掛け

 米アップルがスマートフォンやタブレット型パソコンをめぐる特許を侵害されたとして、宏達国際電子(HTC)などを提訴している問題で、資訊工業策進会産業情報研究所(MIC)は22日、アップルが今後マルチタッチ技術に関する特許で競合社を提訴する可能性があるとして、台湾の関連メーカーに事前対策を呼び掛けた。23日付蘋果日報が伝えた。

 同研究所の陳賜賢・上級アナリストは「アップルのマルチタッチ技術は先ごろの米国際貿易委員会(ITC)への提訴には含まれなかった。アップルはマルチタッチ技術で今年6月に特許を取得しており、アップルによる第2波の訴訟攻勢でターゲットになる」との見方を示した。

 これに関連し、タッチパネル大手の義隆電子(ELAN)は、マルチタッチ技術に関する特許をアップルに侵害されたとして、同社をITC提訴し、今年4月に原告敗訴の仮決定を受けている。しかし、ITCは当時、アップルはELAN側が主張する特許の無効を証明できていないとも指摘しており、ELANはアップルに逆提訴されたとしても、重大な影響は受けないとの見方が出ている。