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マザーボード、下半期の出荷増望めず


ニュース 電子 作成日:2011年7月25日_記事番号:T00031456

マザーボード、下半期の出荷増望めず

 マザーボード業界では、中国やブラジルなど新興市場からの需要が伸びているにもかかわらず、欧米市場の需要低迷を補うには至っていないため、下半期の業況を悲観する見方が広がっている。複数の業者は、本来需要期に当たる下半期の出荷量が上半期並みにとどまるとみている。25日付電子時報が伝えた。

 タブレット型パソコンの人気に反比例し、低価格ノートPC(ネットブック)の需要が低迷していることも懸念材料だ。

 業界関係者によると、マザーボード大手の華碩電脳(ASUS)は既に、需要後退を見越し、7月以降は原材料の調達を削減している。このため、同社のマザーボードの下半期出荷量は上半期並みになるとの見方が広がっている。例年、上半期と下半期の出荷量の割合が45対55だった。

 ASUSの今年上半期のマザーボード出荷量は1,140万枚で、通年では約2,300万枚程度が見込まれる。前年(2,160万枚)と比べた伸びは当初予測を下回る6%にとどまる見通しだ。