ニュース 電子 作成日:2011年7月25日_記事番号:T00031458
23日付工商時報によると、今年3月末に宏碁(エイサー)の執行長(CEO)を辞任し、離職したばかりのジャンフランコ・ランチ氏が、8月にもサムスン電子のノートパソコン部門に加わるとの観測が浮上している。今年、前年比8割増の1,800万台出荷を目指すサムスンが、目標達成に向け、販路管理能力に長け、欧州市場での経験が豊富なランチ氏に白羽の矢を立てたとみられており、事実とすれば欧州を主力市場とするエイサーや華碩電脳(ASUS)の展開に影響を及ぼす恐れがある。エイサーは「よく分からないのでコメントできない」としている。
ランチ氏は1997年にエイサーに加わり、10年には同社をノートPC出荷で世界首位に導いたものの、経営方針上の対立から今年、辞任することとなった。
業界関係者は、ランチ氏のエイサー離職に際し、同氏と1年以内は競合企業に就職できない「競業禁止協定」を交わしているが、賠償金を支払えばサムスン入りは可能だと指摘。ただ、ランチ氏が得意とする欧州市場は現在、ノートPC購買意欲が低迷し、景気見通しも不透明なため、同氏のサムスン入りが実現しても、当面はエイサーやASUSに大きな脅威にはならないとの見方を示した。
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