ニュース 政治 作成日:2011年7月26日_記事番号:T00031465
中国の戦闘機が6月に台湾領空を侵犯し、台湾軍が戦闘機を緊急発進(スクランブル)していたことがこのほど明らかとなった。中国戦闘機による領空侵犯は馬英九総統の就任以来初めて。同事件について国防部は、中国領空近くを飛行していた米国の戦闘機を追尾していた中国戦闘機が台湾海峡中間線を超えたもので、「挑発を意図したものではない」との見方を示した。ただ、野党側は「台湾側の能力を試す故意のもの」「国防部が抗議の声を挙げなければ、同様の事件は今後も起きる」と批判している。26日付蘋果日報が報じた。
同紙によると先月29日早朝、韓国の烏山空軍基地を飛び立った米軍の偵察機U2が、沖縄を経由して西へ向かい、台湾海峡中間線と中国領空の間の空域を北から南へ偵察飛行に入った。これを発見した中国人民解放軍が、戦闘機2機(SU−27)をスクランブル発進させ、さらに、この2機が中間線に迫っていることを確認した台湾空軍も戦闘機F−16でスクランブルをかけた。また、中国の2機が減速しなかったため、台湾側は新北市と台中市の防空ミサイル基地に発射準備を命じた。
その後、スピードを出し過ぎた中国の1機が中間線を超えたものの、そのまま折り返し、再び侵入することはなかったという。
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