ニュース 金融 作成日:2011年7月26日_記事番号:T00031471
初の中台合弁の投資ファンド運用会社「方正富邦基金管理」が設立され、台湾側から出資した富邦金融控股の蔡明興副董事長は25日、今年10月にも最初の投資ファンドの募集を中国で開始する方針を明らかにした。26日付工商時報が報じた。
蔡明興・富邦金控副董事長(左2)は「ファンドの規模拡大とともに、台湾市場への投資資金が豊かになる」と語った(25日=中央社)
今後は中国の適格国内機関投資家(QDII)資格を取得した上で、台湾のハイテク株への投資を行う意向だ。初回募集分は10億人民元(約120億円)規模となる。中国の現行法令では、ファンド規模が200億人民元を超えた段階で、QDII資格の申請が可能となるが、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は、規制緩和に前向きな姿勢を見せている。
蔡副董事長は「中国の市民は台湾のハイテク株に関心を抱いており、富邦金控も全力で協力していきたい」と説明した。
蔡副董事長はまた、方正富邦基金が来年にも黒字転換することに期待感を示すとともに、今後は中国の保険会社から資金運用委託を受けることも視野に入れていることを明らかにした。
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