ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

YUSCOと唐栄の合併不認可決定、無効判決へ【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年7月26日_記事番号:T00031481

YUSCOと唐栄の合併不認可決定、無効判決へ【表】

 行政院公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)が2009年にステンレス大手の燁聯鋼鉄(YUSCO)と唐栄鉄工廠の合併計画を認めない決定を下したことについて、YUSCO の親会社、義聯集団(Eユナイテッド・グループ)が決定無効を求めた行政訴訟で、最高行政法院はこのほど、原判決を破棄し、審理を台北高等行政法院に差し戻す決定を下した。26日付経済日報が伝えた。

 差し戻し審では、原告の訴えが認められることが確実視され、ステンレス大手2社の合併に向けた動きが再始動する見通しとなった。

 最高行政法院は、中国鋼鉄(CSC)や台湾鋼鉄工業同業公会(鋼鉄公会)の意見を踏まえ、「ステンレス事業の再編は不可欠で、産業の健全性確保に有益だ」と指摘した。

 義聯集団は2年前に唐栄の株式34%以上を取得している。林義守・同集団董事長は「両社が合併すれば必ず利益が上げられ、ステンレス業界の川上と川下の共栄が図れる。政府に認められれば、必ず唐栄の株式を買い増し、唐栄の黒字化を目指す」と訴えた。