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プロモス債権団、280億元を出資転換へ


ニュース 電子 作成日:2011年7月26日_記事番号:T00031485

プロモス債権団、280億元を出資転換へ

 経営難に陥っている中堅DRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)をめぐり、同社の債権団は25日、総額570億台湾元(約1,500億円)の債権のうち、約半額の280億元を出資転換することに原則的に同意した。26日付工商時報が伝えた。

 債権団は同日、台北市の台湾銀行本店で会合を開き、出資転換のほか、▽プロモスが資本金を現在の254億元から50億元に減資した上で、150億元まで増資を行うこと▽債権団が金利を年3.5%から0.1%に大幅に引き下げること▽プロモスが半年以内に経営陣を刷新すること──などに同意した。経営不振のDRAMメーカーが債権団から出資転換を受けるのは初のケースとなる。

 出資転換の規模については、関連法令との絡みで調整の余地があるものの、債権団の原則同意でプロモスの財務問題解決に光が差した格好だ。銀行団はプロモスの財務問題を「早ければ2カ月、遅くとも年内に」解決したい構えだ。