ニュース 社会 作成日:2011年7月27日_記事番号:T00031498
台北市開封街の大坤水果店で搾りたてオレンジジュースを購入した消費者が、プラスチック容器のふたが溶け、数十分で穴が空いたと指摘した問題を受け、台北市衛生局は26日、同店および卸売業者にふたの撤去、回収を命じた。27日付自由時報などが報じた。
問題のふたは彰化県鹿港鎮の易昇塑膠が製造したもので、ポリスチレン(PS)製で酸性の液体に溶けやすいとされる。彰化県衛生局による詳しい検査結果が1週間後に明らかになる予定だ。また易昇塑膠のふたには材質を識別するリサイクルマークが印字されていなかったが、同社はこれについて「作業ミス」を強調、製品を回収すると表明した。環境保護署(環保署)によると、リサイクルマークの未印字には1日当たり最高30万台湾元(約80万円)の罰金が科される。
なお、問題のふたを卸していた中泰免洗餐具(新北市中和区)は25日、台北市のジュース店に販売した2,000個のうち未使用の1,000個を回収、新北市板橋区の朝食店からも2,500個も回収した。ただ同社は、残りは小売りのため追跡不可能と説明した上、大台北地区(台北市、新北市、基隆市)で約300社の卸売業者が問題のふたを扱っていると指摘。台北市衛生局は今後、飲料店の全面検査を行う方針だ。
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