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華ケイ、出荷量激減で上場前に暗雲


ニュース 電子 作成日:2007年10月15日_記事番号:T00003151

華ケイ、出荷量激減で上場前に暗雲


 華碩電脳(ASUS)傘下でマザーボード最大手の華擎科技(アスロック、)は11月8日に上場を予定しているが、最近のデスクトップ型パソコンの需要不振を受け出荷台数に陰りが見えている。華擎はASUSにとって「金の卵を産む鶏」と呼ばれるほどの業績を上げてきたが、今年は上場に向けて戦略的に利益率と出荷量を抑えたことにより、技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)や鴻海集団の富士康にシェアを奪われ、上半期の出荷量は深刻な落ち込みを見せた。

 華擎の出荷量は一昨年1,100万枚、昨年は1,040万枚だったが、今年は9月までで500万枚にも達していない。9月の出荷量はハイシーズンにもかかわらずわずか50万枚で、通年では約700万枚にとどまるとみられる。9月の売上高も昨年同期比55%減の15億7,000万台湾元(約56億6,000万元)にとどまった。

 市場関係者によると、華擎は低価格マザーボードを主流に中国や中南米を重点地域としてきたが、中国の個人パソコン市場では、1台目にノートPCを買う人が増え、華擎の出荷量が影響を受けているという。13日付経済日報が報じた。