ニュース 電子 作成日:2011年7月27日_記事番号:T00031516
中国のTCL集団が投資した第8.5世代液晶パネル工場で量産化が来年にずれ込む見通しとなり、台湾パネルメーカーは恩恵を受けそうだ。27日付工商時報が伝えた。
量産化が遅れるのは、TCL系列の広州華星光電の第8.5世代工場。クリーンルームに問題が生じたため、良品率が伸びないことが原因だ。華星光電は生産設備の一部で再工事が進められることになっており、生産能力も当初予定の月8万枚を大幅に下回る3万枚にとどまる見通しだ。
中国ではこのほか、京東方科技集団(BOE)の第8.5世代工場も量産化が今年末にずれ込む見込みとなっている。これにより、液晶パネル市場では、下半期の供給過剰圧力が緩和されたとの見方が広がっている。
台湾メーカーでは、友達光電(AUO)が27日に業績説明会を予定している。韓国のLGディスプレイ(LGD)が3四半期連続で赤字となるなど、業界各社が苦戦する中、AUOの業績予測に注目が集まる。AUOの第8.5世代工場は2013年の量産開始を見込んでいる。
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