不動産販売代理の甲山林機構は、台湾不動産市場の単一物件としては過去最大規模となる台北市南港区の大型住宅物件「世界明珠」を年内にも発売する。販売総額は1,000億台湾元（約2,700億円）を上回る見通しで、海外にも売り込みが図られる予定だ。28日付工商時報が伝えた。
世界明珠は、南港路二段の南港輪胎（南港タイヤ）の工場跡に建設される。33〜35階建ての高層住宅、ホテル、商業施設、オフィスビルなどで構成され、１坪当たり100万元を超えると予想されている。住宅物件は１戸当たり180〜350坪の大型高級物件が売り物となる。
同物件の開発に至る過程では、南港輪胎の林学圃・名誉董事長が宏盛建設の洪国雄・元董事長を開発母体の南栄開発（南港輪胎の子会社）の執行長（ＣＥＯ）に招き、商品企画と販売は甲山林機構に委託された。
