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LPLがサムスンへ協力呼び掛け、友達に緊張走る


ニュース 電子 作成日:2007年10月15日_記事番号:T00003154

LPLがサムスンへ協力呼び掛け、友達に緊張走る

 
 韓国電子新聞社の報道によると、韓国のパネル大手、LGフィリップスLCD(LPL)の権瑛秀(クォン・ヨンス)総裁兼執行長(CEO)が、ライバルであるサムスン電子に対し、両社の協力関係を深めるため37インチ型液晶テレビパネルをLPLが受注したいとの希望を語り、物流および運輸コストが軽減できると見るサムスン側もこれを検討している。実現した場合、現在サムスンに37インチパネルを供給している友達光電(AUO)は大きな影響を受けることになる。13日付経済日報が報じた。

 37インチパネルの製造は第6世代生産ラインで行われるが、サムスンは第6世代ラインを擁しておらず、これを持つのは、世界でLPL、シャープ、友達、中華映管(CPT)のみだ。LPLとはライバル関係、シャープは外部には販売せず、中華映管はモニターを主に生産しているため、サムスンはこれまで友達から買う以外に選択肢はなかった。

 韓国政府も最近、台湾、日本、中国のパネル産業に対抗するため韓国の液晶ディスプレイ(TFT-LCD)企業間の相互発注などによる協力を呼び掛けており、将来台湾のパネル産業にとって脅威になる可能性もある。