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マクロニクスの12インチ工場、NOR型フラッシュ中心に


ニュース 電子 作成日:2011年7月28日_記事番号:T00031544

マクロニクスの12インチ工場、NOR型フラッシュ中心に

 半導体メモリー大手、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル)は現在、12インチウエハー工場での生産がNOR型フラッシュメモリー中心となっている。特に携帯電話向けで聯発科技(メディアテック)など大口顧客から受注が相次いでおり、今後は機能フォン(フィーチャーフォン)向けに注力する考えだ。28日付電子時報が報じた。

 12インチ工場の現在の月産能力は1万7,000枚(ウエハー投入枚数)で年内に2万枚まで引き上げる計画だ。同工場は、昨年4月にDRAMメーカーの茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)から買い取ったもの。当初、3次元(3D)映像対応携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」など大口顧客の任天堂向けROM生産に充てる予定だったが、東日本大震災の影響で需要見通しが不透明となり、NOR型フラッシュメモリー中心に切り替えた。

 8インチ工場も将来は、カーエレクトロニクスや工業規格品向けNOR型フラッシュメモリーを主力とする方針だ。顧客から最先端の製造プロセスは要求されないが、需要が5~10年続くことを見越して、8インチ工場での生産が適しているとの判断だ。