ニュース 石油・化学 作成日:2011年7月29日_記事番号:T00031563
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の李志村董事長は28日、同社米国工場(テキサス州ポイントコンフォート)のシェールガス(天然ガスの一種)分解プラントなど拡張計画について、増産幅をエチレンで当初の年45万トンから80万トンに、プロピレンで40万トンから50万トンにそれぞれ拡大する意向を示した。投資額も当初の9億米ドルから15億米ドル以上に増やすとみられる。29日付経済日報が伝えた。
同社の米国プラントには、ナフサ分解プラント2基とシェールガス分解プラント1基がある。拡張計画は2015年に完了予定で、総生産能力はエチレンが年242万トン、プロピレンが年124万トンに拡大する。拡張工事は2012年に認可を取得する計画だ。
李董事長は「米国工場ではシェールガスを原料に生産能力を拡大する。台プラは採掘した天然ガスを顧客に供給しても剰余分がかなりあるため、生産拡大を決めた」と説明した。
シェールガスとは、頁岩(けつがん)層から採取される天然ガスで、米国で新たな天然ガス資源として注目されている。今回の拡張が完了すれば、米国プラントが親会社の売上高と利益に占める比率は、現在の約7%から10%以上に拡大する見通しだ。
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