ニュース 電子 作成日:2011年7月29日_記事番号:T00031576
DRAM価格が急落する中、半導体メモリーのパッケージング・テスティング(封止・検査)大手、力成科技(パワーテック・テクノロジー、PTI)の蔡篤恭董事長が28日、「大口顧客から減産を実施するとの通知を受けた」と発言したことに対し、この「大口顧客」はエルピーダメモリとの見方が業界で広まっている。事実とすれば、今回の低迷を受けた減産としては業界で初めてとなる。観測を受けて力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)は「追随を検討する」と表明。一方、南亜科技、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は追随しない考えを示した。29日付電子時報が報じた。
蔡董事長の発言によると、エルピーダは第3四半期、パソコン用およびモバイル機器用DRAM生産量を20%削減する方針とみられる。
また業界関係者によると、エルピーダ傘下の瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)において、PC用DRAMの前工程を終えたウエハー在庫(Wafer Bank)が増え続けている。エルピーダはまず、これら在庫の後工程処理や市場投入を一時的に止め、価格の下落に歯止めをかけたい考えとされるが、最終的にはウエハー投入量を減らすことになる可能性が高いという。
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