ニュース 社会 作成日:2011年8月1日_記事番号:T00031581
台湾で最も有名な夜市(ナイトマーケット)、台北市の士林夜市が今年11月に地上から姿を消すことをご存じだろうか。同市政府が現在地付近に設置する「士林公有市場(地上1階、地下3階建て)」の地下1階に、11月に移設することを計画しているためで、屋台業者や市議、市民などから「士林夜市を殺すに等しい」と批判の声が噴出している。1日付蘋果日報が報じた。
現在の士林夜市は、都市交通システム(MRT)剣潭駅向かい側に位置し、数多くの小吃(台湾式軽食)屋台が集まり、平日でも1日に延べ5万人、休日には延べ10万人が訪れる一大観光地となっている。
もともと士林の屋台は、日本統治時代の1909年に開設された士林公有市場および慈諴宮周辺に多く集まっていたが、99年に公有市場の改修が決まって以来、現在の位置に移動したという経緯がある。
市政府側の言い分としては、公有市場地下1階への移設は2006年に士林夜市自治会が決議したもので、「会議に参加して意見を表明しなかった業者の責任」と突っぱねている。
ただ、台湾を代表する夜市が地上から消えることを惜しむ声も強く、インターネット上では「地下化拒絶」の署名活動が行われ、既に14万人の賛同を集めている。
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