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台湾映画を中国作品と紹介、ベネチア映画祭


ニュース 社会 作成日:2011年8月1日_記事番号:T00031585

台湾映画を中国作品と紹介、ベネチア映画祭

 第68回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされた台湾映画「賽徳克・巴萊(セデック・バレ)」が、同映画祭の公式サイトで制作国として「中国、台湾」と紹介されていることが分かった。同作品の関係者は訂正を求める書簡を送るとともに、強い抗議の意思を示している。7月30日付中国時報が伝えた。

 「賽徳克・巴萊」は1930年の霧社事件を描いた作品で製作費7億台湾元(約19億円)。制作費はすべて台湾で賄っており、中台合作映画ではない。当初は資金集めのために中国との合作を模索したが途中であきらめたという。

 映画界関係者によると、ベネチア国際映画祭は中国語の映画に対して好意的なほか、ディレクターのマルコ・ミュラー氏は中国通で中台の微妙な情勢をよく理解している。このため同関係者は単純なミスとみている。