ニュース 電子 作成日:2011年8月1日_記事番号:T00031599
1日付電子時報によると、宏碁(エイサー)はこのほど、中国・重慶市に設置したノートパソコン生産拠点から欧州市場向けの出荷に、同市〜独デュイスブルクの約1万キロメートル余りを18~20日間で結ぶ鉄道、「渝新欧鉄路」を利用した試験輸送を開始した。業界関係者によると、エイサーはまずコンテナ40個以上を輸送する計画だ。中国沿海部から欧州への輸送に海運を使った場合30日かかり、重慶からの鉄道利用は大幅な所要時間短縮となるため、ノートPCサプライチェーンの中国内陸部移転がさらに加速する見通しだ。なお、エイサーは観測を認めていない。
一方で、ノートPC業界関係者は、鉄道輸送は海路に比べて便数が少なく1度に運べるコンテナ数も少ないため、輸送コストが高くなる上、輸送中の各地での湿度の違いがノートPCの品質に影響を与える恐れがある点が課題だと指摘した。
ただ中国メディアによると、渝新欧鉄路は当初は1~2週間に1便だが、今年下半期から便数が増え、将来的には1日1便となる見通しだ。また、将来的には欧州までの所要時間は13日間への短縮が見込まれる。
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