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中国胡主席、中台平和協定を提案


ニュース 政治 作成日:2007年10月16日_記事番号:T00003160

中国胡主席、中台平和協定を提案

 
 中国の胡錦濤国家主席は15日、共産党の第17回全国代表大会(党大会)開幕に当たっての政治報告で、台湾の与党民進党に対し「一つの中国」の前提の下で平和協定を結び、敵対状態を終結させて両岸(中台)の平和的発展の新たな局面を切り開こうとと正式に呼び掛けた。中国の国家指導者が平和協定の締結を呼び掛けたのは今回が初めてで、中台間の将来的な緊張緩和の契機となるのか注目される。

 16日付中国時報によると、中国はこれまで「平和協定」は国と国との間で締結するものという認識の下、台湾側による関連提案に反応することはなかった。このため、中国側による提案は画期的な意義があるという。中国国営新華社も、「両岸関係における最大の誠意」と報じた。

 この提案に対し行政院大陸委員会は、「中国による『一つの中国』の台湾人民に対する強制が、現在の両岸関係における最大の障害だ」とコメントし、「一つの中国」の前提は受け入れられないという原則的な立場を強調した。