ニュース その他分野 作成日:2011年8月2日_記事番号:T00031611
経済部国際貿易局(国貿局)が1日発表した上半期の中台貿易統計によると、中国の輸入全体に占める台湾製品のシェアが昨年同期の8.3%から過去最低の7.4%まで落ち込んだ。同シェアで台湾は2007年まで10〜13%を維持していたが、中国の輸入市場における競争が激化する中、今回は日本の11.3%、韓国の9.2%を下回った。ただ、下半期は海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結によるアーリーハーベスト(早期実施措置)関税引き下げ効果が高まり、シェアは上昇するとみられる。2日付工商時報が伝えた。
上半期の台湾の対中(香港含む)輸出額は、前年同期比10%増の624億米ドルで過去最高を記録した。しかし輸出額全体の成長率16.9%は下回った。
これについて国貿局は、昨年上半期の中国向け輸出額が61.9%もの大幅成長を記録していたことが影響したと指摘。また、中国政府による金融引き締め政策、「騰籠換鳥」と呼ばれる労働集約型産業の移転および高付加価値型産業への転換政策導入により、台湾メーカーが中国に工場を設置して加工を行うというモデルが縮小している点をなどを要因に挙げた。
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