ニュース 石油・化学 作成日:2011年8月2日_記事番号:T00031620
台湾中油(CPC)は従来の計画通り、11日から9月22日まで第5ナフサ分解プラント(高雄市楠梓区、通称五軽)の稼働を停止し、3年に1回の保守点検を実施する予定だ。これにより、エチレンとプロピレンの供給量は35%減少する見込み。台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)の相次ぐ火災事故で、検査のための操業停止が石化原料の供給不足を招くと懸念も出ているが、中油の主管は政府から指示がないため、保守点検作業の延期は予定していないと語った。2日付工商時報が報じた。
中油は第5ナフサの供給先、大社石化工業区(高雄県大社郷)に対し、稼働停止期間中は第3ナフサ分解プラント(高雄県林園郷、通称三軽)と第4ナフサ分解プラント(高雄県林園郷、通称四軽)からエチレンとプロピレンを供給する。
また、大社石化工業区の進出企業10社以上は、1年に必要とするエチレン35万トン、プロピレン20万トンの大部分を第5ナフサからの供給に頼っており、稼働停止の影響を抑えるためにあらかじめ備蓄しているという。
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