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緑能と達能、7月はそろって増収【図】


ニュース その他製造 作成日:2011年8月2日_記事番号:T00031621

緑能と達能、7月はそろって増収【図】

 太陽電池用多結晶シリコン(ポリシリコン)ウエハーの緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)と達能科技(Danenテクノロジー)の7月売上高は、イタリアおよびドイツ政府の太陽光発電業界への新たな補助金政策が確定したことで業界景気に回復が見られ、そろって増収となった。2日付蘋果日報などが伝えた。

 緑能の7月売上高は、前月比0.4%増、前年同月比3.5%減の14億6,700万台湾元(約40億円)で、2カ月連続で前月比増となった。また1〜7月累計では131億6,000万元と前年同期比54.4%増を記録した。林和龍・同社総経理は、高効率ウエハーの需要が依然として強く7月にフル稼働に達したと説明、値上げも期待できるとしている。さらに、南部科学工業園区(南科)新工場の試験生産も開始し、今後さらなる需要増に備える。

 一方、達能の7月売上高は前月比8.93%増、前年同月比12.35%増の2億8,800万元、1〜7月累計では前年同期比87.43%増の30億600万元となった。達能は年産能力220メガワット(MW)規模の第3工場を建設中で、第4四半期にも完工する予定だ。新工場稼動後は総生産能力が550MWに達する。太陽電池市場の景気回復に伴い、同社はさらに生産拡充を進める方針だ。