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ガラスクロス価格5%値上げへ、スマートフォン人気で


ニュース 電子 作成日:2011年8月2日_記事番号:T00031625

ガラスクロス価格5%値上げへ、スマートフォン人気で

 スマートフォン向けの需要拡大を受け、ガラス繊維メーカーはガラスクロスの価格を今月中に5%引き上げることを検討している。富喬工業(フルテック・ファイバーグラス)、徳宏工業(グロテック・インダストリアル)、建栄工業材料(バオテック)など業界各社は、第3四半期に業績の伸びが見込まれる。2日付蘋果日報が伝えた。

 各社の業績は、ガラスクロス価格の下げ止まりと取引先による受注確保の動きを受け、7月から回復軌道に乗り、フルテックとグロテックは6月に比べ10%以上、バオテックは10~15%の増収が見込まれている。

 ガラスクロス市場は昨年下半期以降、乱高下を繰り返した。今年は東日本大震災による供給不足で一時相場が高騰したが、5月から6月にかけては需要が低迷していた。

 こうした中、フルテックは台湾か中国で工場の新設を検討している。新工場の完成後は生産能力が2倍以上に拡大する見通しだ。現在の月産能力は約800万平方メートル。バオテックの増産計画は、第2四半期の需要低迷でやや遅れたが、織布機120台の導入で第4四半期から増産に入る予定だ。