ニュース その他分野 作成日:2011年8月3日_記事番号:T00031639
欧米の債務問題を受けて台湾の債務状況にも関心が高まる中、財政部国庫署の関係者は2日、台湾はサウジアラビア政府から約30年前に借り入れた債務しかなく、9月に残高23万米ドルを返済すれば、対外債務ゼロとなると語った。3日付聯合報が報じた。
関係者によると、この債務は行政院国家発展基金(開発基金)が水資源保護の資金調達のために3億米ドル余りを借り入れたもので、これまで返済を続けてきた。対外債務は後にも先にもこの1件だけで、「第2のギリシャ」になることはないと強調した。
対外債務が少ないのは、台湾内で債権を発行した方が利率を3分の2程度に抑えられる上、市場に余裕資金が多く、為替リスクも考慮せずに済むためと説明した。ただ、域内発行の国債の債務残高は4兆9,618億台湾元(約13兆円)に上り、域内総生産(GDP)比は37.5%で、法定上限の40%に近づいている。
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