ニュース 石油・化学 作成日:2011年8月3日_記事番号:T00031646
格付け会社の中華信用評等(タイワン・レーティングス)は2日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサプラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)で事故が続き、政府が大規模な操業停止・検査を求めるという事態を受け、同グループ6社の格付け見通しを「ネガティブ」へと、これまでの「安定的」から引き下げた。3日付経済日報が伝えた。
今回、格付け見通しが引き下げられたのは、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)──の主要4社および発電会社、麦寮汽電とプリント基板(PCB)メーカー、南亜電路板(NYPCB)。
見通し引き下げについて中華信評は、「現時点で操業停止・検査の日程がはっきりしないが、業績への影響は今年下半期、さらに来年まで続く可能性がある」と説明した。同6社の長期発行体格付けは現在「twAA-」。見通しが「ネガティブ」となったことで、今後これが引き下げられ、社債発行コストが高まるリスクも出てきた。
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