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鴻海集団、台中に「ロボット王国」計画


ニュース 機械 作成日:2011年8月3日_記事番号:T00031651

鴻海集団、台中に「ロボット王国」計画

 鴻海科技集団(フォックスコン)はこのほど、台中市政府に工作機械、自動化設備、ロボット、太陽エネルギーの開発拠点とする「智動化創新園区」を整備する内容の投資計画を提出した。投資総額は約1,000億台湾元(約2,670億円)を見込む。同計画について台湾区工具機・零組件(部品)工業同業公会(TMBA)の卓永財理事長は、「自動化装置とロボット王国の構築を宣言したに等しい」と指摘した。3日付経済日報が伝えた。

 建設候補地は大肚山麓にあり、現在台湾糖業(台糖)が保有する50ヘクタールの用地。鴻海は智動化創新園区を中部科学工業園区への編入を希望している。

 鴻海や台中市政府、中科管理局の関係者はこのほど、建設候補地を視察した。中科管理局は「既に計画を行政院国家科学委員会(国科会)に提出しており、近く台糖と調整を進め、政府が土地を接収する。その上で、中科台中園区に編入し、早ければ来年末までに用地を引き渡したい」と述べた。

 台中市の蕭家淇副市長は2日、「早期に着工できるよう、ワンストップ窓口の提供、土地取得支援など全面的な協力を行う」と述べた。