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カード不良債権、中信銀「処理完了は10年に」


ニュース 金融 作成日:2007年10月16日_記事番号:T00003167

カード不良債権、中信銀「処理完了は10年に」

 
 金融機関によるクレジットカード不良債権の処理が進む中、中国信託商業銀行(CTB)は15日までに、「延滞率から見て、来年も数十億台湾元の不良債権を計上する見通しで、処理が完了するのは2010年になる」との悲観的な見通しを示した。16日付経済日報が伝えた。
 同行の羅聯福董事長は、「消費者債務整理条例の成立後も、下がるべき延滞率が下がっていない」と指摘した。

 クレジットカード不良債権の処理完了時期をめぐっては、銀行間で見通しが分かれている。台新銀行、聯邦銀行、台北富邦銀行は、来年上半期にはクレジットカード不良債権の処理が一段落すると見ており、「来年下半期にはクレジットカード、キャッシングカードが正常な成長軌道に戻り、貸倒引当金を計上する見通しもなくなる」と指摘した。このほか、永豊銀は年内にも処理が完了するという最も楽観的な見解を示した。