ニュース 商業・サービス 作成日:2011年8月4日_記事番号:T00031679
交通部観光局は、中国人ツアー客に対し来年下半期以降、同局の格付認定を受けたホテルへの宿泊を義務付ける法改正を計画している。台湾旅行の品質維持、観光客に対する網羅的なホテル情報提供などが目的だ。4日付経済日報などが報じた。
頼瑟珍・観光局長によると、2011年上半期の海外からの来台人数延べ285万6,000人のうち中国人は82万9,000人、約3割を占めたが、15年には全体1,000万人の約半数、500万人に上る見通しだ。観光客数の伸びに対しホテル不足が予想され、同局は業界にホテル新設を呼びかけるほか、ホテルの設備とサービスを評価基準として1~5つ星を認定する格付制度を推進する予定だ。
09年末に始まった同格付制度は、これまで審査を受けた観光ホテル103軒のうち星認定を受けたのが37軒、一般ホテルを合わせても57軒にとどまっている。このため頼局長は、今年8月末までだった無料の審査期間を来年8月末まで延長すると表明した。
ただ業界関係者は、このところオフィスビルを改装したホテルが増えているが、中国人観光客への認定ホテル宿泊義務付けが実施されれば、格付認定を受けられないエコノミーホテルの大半は倒産する恐れがあると懸念を示した。
このほど5つ星ホテルに認定された円山大飯店(グランドホテル、台北市)は、「認定プレート」掲げた(中央社)
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