ニュース 石油・化学 作成日:2011年8月4日_記事番号:T00031682
経済部が3日に開催した大型石化プラントの安全に関する委員会で、台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサプラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)の連続爆発・火災事故問題の解決に向け監督・指導に当たる「麦寮工業園区工安督導専案小組(個別小委員会)」が発足した。同専案小組は台プラに対し、危険度の高い工場を優先的にリストアップし、10日までに停止・検査計画を提出するよう求めた。専案小組がこの計画の審査を進める。4日付工商時報などが報じた。
連錦漳・工業局副局長は(右1)は「安全に交渉の余地はない、工業局は行政院の指示を貫徹する」と強い姿勢を示した(3日=中央社)
「危険度の高い工場」について経済部工業局の連錦漳副局長は、▽これまで事故が発生した7工場▽設備が老朽化した工場▽有毒化学物質が多い工場▽高圧ガスを取り扱う工場──などが含まれると説明。このため、先ごろ稼働を再開したばかりの海豊工場区のエチレングリコール(EG)第2、第3工場、第2オレフィンプラント(OL2)も再度停止して検査を行う必要がある。
なお連副局長によると、危険度の高い工場に続く、政府が求める第6ナフサプラントの全面的な停止・検査について、台プラは当初「2〜3年内の完了」を計画していた。しかし、政府側は「そんなに待てない」との立場で、来年8月末までの1年間で終えるよう求め台プラ側も了承した。
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