ニュース 医薬 作成日:2011年8月5日_記事番号:T00031709
台北市立万芳医院(台北市文山区)で、患者のカルテをメモ用紙として再利用していた疑いが浮上し、個人情報を保護する上で不適切だとして批判を浴びている。5日付中国時報が伝えた。
発端は同医院の歯科を受診した患者が手渡されたメモ用紙の裏に他の患者の病歴が書かれているのを発見したことだった。メモ用紙として使われていたのは、廃棄されたカルテとみられ、眼科を受診した別の患者の氏名、年齢、性別、体重、生年月日、診療日、診断記録などが記されていた。
万芳医院側は「メモ用紙として使われていたのは、電子カルテをプリントアウトしたものだった。分類を誤り、通常の廃棄手続きが取られなかったのではないか」と過失を認めている。
行政院衛生署は台北市衛生局に調査を求めるとともに、最終的に事実と判明し た場合には、病歴漏えいに当たるとして、万芳医院に医療法違反で5万~25万台湾元(約13万~68万円)の罰金処分を下す意向だ。
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