ニュース 医薬 作成日:2011年8月8日_記事番号:T00031737
行政院衛生署はこのほど、病院間で患者の電子カルテを共有する「全国電子病歴画像情報ネットワーク計画」の運用を11月から開始すると発表した。当初は100カ所の病院を対象とし、将来的にはクラウドコンピューティングを活用し、台湾全土の病院500カ所、開業医2万カ所にも普及させていく。7日付中国時報が伝えた。
シェアされるデータは▽医療画像診断▽退院病歴記録▽血液検査▽外来医薬品使用記録──など。患者が病院で治療を受ける際、健康保険証を提示し、同意書に署名すれば、医師は他の病院のカルテや検査資料を閲覧できる。
具体的には、患者が採血検査、コンピュータ断層撮影(CT)、核磁気共鳴画像法(MRI)などの検査を受ければ、全国病歴交換センターを通じ、異なる病院でもカルテ照会が可能となり、検査のやり直しなどを避けることができる。
使用されるクラウドシステムは閉鎖型で、参加医療機関は安全管理認証を取得する必要があり、閲覧記録も残るため、個人情報の漏えいリスクは低いという。
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