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台塑石化OL1・OL3、15日に高炉を同時停止【図】


ニュース 石油・化学 作成日:2011年8月8日_記事番号:T00031739

台塑石化OL1・OL3、15日に高炉を同時停止【図】

 昨年7月以降の1年間に7回の爆発・火災事故を起こした台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサプラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)に対し、政府が全面的な稼働停止・検査を命じたことを受けて、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の第1オレフィン工場(OL1)および第3オレフィン工場(OL3)が15日から同時に高炉の稼働を停止することが確定した。8日付経済日報が報じた。

 証券会社は、台プラ傘下の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は、既に原料のエチレン調達が十分でない中、台塑石化のオレフィン工場2基が同時に停止すれば、8〜9月業績に深刻な影響が出ると指摘。グループ主要4社の売上高は7月(1,316億台湾元=約3,600億円)に比べ3割以上減少するとの見通しを示した。

 一方、台プラ幹部は、主要4社は既に各自で原料調達対策を進めていると強調。エチレンは比較的手に入れやすいが、プロピレンは入手困難で、今後、プロピレン関連製品の生産に影響が出ると語った。