ニュース 電子 作成日:2011年8月8日_記事番号:T00031744
マザーボード業界では、欧米で需要が落ち込み、中国でも調達意欲が上向かない中、期待された第3四半期ハイシーズンの出荷見通しが悪いことから、このところプリント基板(PCB)など部品発注を減らしている。業界関係者によると、華碩電脳(ASUS)は7月、在庫の積み増しを避けるため、PCBの発注量を5〜6月の月平均280万枚から同195万枚へと3割削減したもようだ。8日付電子時報が伝えた。
ASUSは上半期の出荷量が1,140万枚と過去最高を記録。第3四半期も業績向上が期待されたものの、7月に入っても需要は伸びず、和碩聯合科技(ペガトロン)傘下のPCBメーカー、百碩電脳(蘇州)に対しては調達量を月110万枚から同85万枚に、他のサプライヤーに対しても20〜75%減らしているという。
ASUSは第3四半期のマザーボード出荷見通しについて相当厳しい見方をしており、PCBメーカーは、原料の銅相場上昇や中国での夏季電力制限、賃上げなどコスト上昇に見舞われる中、製品値上げの可能性はなくなったと落胆している。
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