ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国政府、違法携帯端末を合法化


ニュース 電子 作成日:2007年10月16日_記事番号:T00003176

中国政府、違法携帯端末を合法化

 
 中国国務院はこのほど、2005年から実施してきた携帯電話端末生産の認可制度を撤廃した。これにより、認可を取得せずに生産されてきた違法端末は合法化が図られる。台湾企業は自由競争の導入をおおむね歓迎している。16日付経済日報が伝えた。

 中国市場ではこれまで、違法な携帯電話端末の生産台数が毎年3,000万台に上るといわれてきた。認可制度の撤廃により、生産免許を取得していなかった華碩電脳(ASUS)、鴻海精密工業系の富士康(フォックスコン)なども携帯電話端末市場に参入が可能となった。

 一方、既に生産免許を持つ英華達(インベンテック・アプライアンシズ)、明基電通(BenQ)、多普達国際(ドゥーポッド・インターナショナル)、神達電脳(マイタック・インターナショナル)、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)などは既得権が脅かされることになるが、自由競争により、実力がある業者はむしろチャンスになると歓迎する立場だ。

 中国の違法携帯端末には、聯発科技(メディアテック)のGSMチップを採用したものが多いという。