インクジェットプリンター市場が縮小を続ける一方、2011年の台湾レーザープリンター市場は８〜10％成長するとの見通しが業界関係者から示された。ただ、プリンター自体の販売価格が下落し、利益率が低下する中、業界では、企業向けに最適な印刷環境を構築する、ヒューレット・パッカード（ＨＰ）の「マネージドプリントサービス（ＭＰＳ）」のようなビジネスモデルに注目が集まっている。９日付電子時報が報じた。
タブレット型パソコン、スマートフォンなど、携帯型電子機器の普及が、プリンターによる印刷市場を脅かすとの懸念がある一方、業界では、デジタルコンテンツの増加に伴い、企業内での印刷量は３倍に増えるともみられている。アジア太平洋地区のレーザープリンター市場は今年も10％前後の成長が予測され、特に中国、インドといった、初導入が多いエリアの貢献度が高いとみられる。
