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レックスチップ、上半期は業界唯一の黒字


ニュース 電子 作成日:2011年8月9日_記事番号:T00031774

レックスチップ、上半期は業界唯一の黒字

 DRAM大手、瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)の8日発表によると、同社第2四半期の純利益は5億4,100万台湾元(約14億5,000万円)、上半期累計では23億7,000万元となり、DRAM価格が急落する中、台湾大手で唯一黒字を計上した。ただ、価格下落が今後も続き、親会社のエルピーダメモリとともに、レックスチップも出荷量を減らすとみられることから、第3四半期はかなり厳しいシーズンとなりそうだ。9日付電子時報が報じた。

 レックスチップの上半期黒字達成は、12インチウエハー工場で40ナノメートル製造プロセス、さらに30ナノプロセスへの移行が進み、コストが削減されたことが主な理由だ。現在、同工場の月産能力は8万枚以上。

 レックスチップの第2四半期売上高は95億5,000万元、粗利益12億5,300万元、営業利益5億9,400万元となった。上半期累計では、売上高が185億3,400万元、粗利益25億9,800万元で、粗利益率は14%だった。営業利益は13億7,700万元。なお6月末時点の手元現金は63億2,800万元。

 また同社は、資産の活用と手元現金を増やす目的で、12インチウエハー工場の液浸露光装置を台湾オリックスに10億元でリースバックした。