ニュース 電子 作成日:2011年8月9日_記事番号:T00031779
ノートパソコン受託生産大手、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)が8日発表した7月連結売上高は、前月比3.8%減(前年同月比0.7%減)の855億8,900万台湾元(約2,270億円)で予想外の減収、ノートPC出荷台数は前月比10%減の450万台となった。9日付経済日報が伝えた。
7月の不調についてクアンタは、顧客が発注を繰り延べしたことが原因と説明。このため8月は増収が見込めるとしながらも、繰り延べされた製品が実際に出荷できるか、受注取り消しになるか観察が必要としている。
市場では欧米経済の先行き不安から、クアンタの顧客であるヒューレット・パッカード(HP)や宏碁(エイサー)が7月後半分の出荷を8月に遅らせたとの見方が出ている。
第3、第4四半期の出荷台数について梁次震・副董事長は、6月時点で前期比5〜10%増と予測していたものの、欧米経済の見通しが不透明なことなどが影響して第3四半期は下限の5%に近い数値となるとの見方を示した。
なお、第2四半期の出荷台数は前期比9.16%増の1,430万台だった。証券会社は、第3四半期は1,500万台と予測。通年目標の5,700万台(前年比10%増)を達成できるかは、当面注視が必要とした。
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