ニュース 運輸 作成日:2011年8月10日_記事番号:T00031786
交通部は9日、台北~宜蘭間をトンネルでほぼ直線に近い形で結ぶ構想を盛り込んだ検討報告書を行政院に提出した。10日付自由時報が伝えた。
交通部のルート案は3つあり、うち2案が山間部にトンネルを掘り、所要時間の大幅な短縮を目指す内容で、残り1案は既存路線沿いにトンネルを増設し、小幅な時間短縮を図る内容となっている。
第1案は南港から双渓下坑口を経て頭城に至るルートで、南港~頭城間の距離は現在の72キロから39キロに短縮される。長さ16.2キロと15.4キロのトンネル建設が必要で、特急太魯閣(タロコ)号の所要時間は59分から33分へと26分間短縮可能だ。建設費は506億台湾元(約1,300億円)、工期は11年。
第2案は南港から双渓を経て大渓に至るコースで、南港~頭城間の距離は49.8キロに短縮される。トンネルは17.7キロ、7.1キロの2本で、所要時間は39分となる。建設費は396億元、工期は11年。交通部は第1案と第2案を優先的に検討していく方針だ。
第3案は現在の路線に沿って、暖暖、瑞芳など各駅周辺で路線を見直すとともに、トンネルを掘って距離を46.7キロに短縮する構想で、所要時間は47分となる。
なお現在の路線は、通勤、観光、貨物輸送の目的で存続させる予定だ。
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