ニュース 石油・化学 作成日:2011年8月10日_記事番号:T00031793
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)仁武工場(高雄市仁武区)で9日、停電が発生したため、塩化ビニルモノマー(VCM)プラント2基(年産24万トン、同30万トン)およびポリ塩化ビニル(PVC)プラント(同40万トン)が急きょ操業を停止した。証券会社は、同社損失は1日当たり1億台湾元(約2億6,500万円)に上る可能性もあるとみている。10日付経済日報が伝えた。
同日の停電は、コージェネレーション(熱電併給)システムに関連する空気輸送用パイプが突然破裂したことによるもの。同社は「単なる機械的な故障で、負傷者もなく、大気汚染も起きていない」と強調、原因の調査を進めている。
VCMとこれを原料とするPVCは、石化産業の川上~川中に位置している。同社のPVC生産量は世界2位で、操業停止が長引けば、市場の需給がひっ迫し、同業の華夏海湾塑膠(チャイナ・ゼネラル・プラスチック)、大洋塑膠工業(オーシャン・プラスチックス)が恩恵を受ける見通しだ。
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