英国のロンドン北部で８日夜から９日未明にかけ若者らの暴動が拡大し、エンフィールド地区にあるソニー系列の流通センター倉庫で大規模な火災が発生した。同拠点はブルーレイディスク、ＤＶＤ、ＣＤ−Ｒなどの配送元となっている。被害状況は不明だが、在庫品が大量に焼失した場合、台湾メーカーに代替発注が舞い込む可能性も指摘されている。10日付経済日報が伝えた。
ソニーはブルーレイディスクの世界最大手として知られる。ブルーレイディスクの価格は現在、高値で推移しており、ソニー倉庫の火災を受け、需給がひっ迫するとみられることから、さらなる相場上昇が見込まれている。
こうした中、業界関係者は、台湾メーカーへのブルーレイディスクの発注が増え、業界２位の錸徳科技（ライテック）、同３位の中環（ＣＭＣマグネティクス）が恩恵を受けるのではないかとの見方を示している。
