ニュース 電子 作成日:2011年8月10日_記事番号:T00031804
韓国液晶パネル大手、LGディスプレイ(LGD)の権暎寿(クォン・ヨンス)社長はこのほど、日本経済新聞のインタビューに応じ、テレビ用の有機EL(OLED)パネルの量産に向け、3兆ウォン(約2,150億円)を投資する方針を明らかにした。2014年下半期の量産開始を見込むという。韓国勢の攻勢を受け、台湾メーカーの対応に注目が集まる。
LGDのOLEDパネルは第8世代で、月産は6万枚を見込む。
これに先立ち、LGDは来年にもテレビ用OLEDパネルの生産を少量ながら開始し、55インチのテレビに採用の上、来年中にも発売する計画だ。大型テレビへのOLEDパネル採用は世界初となる見通しだ。
10日付蘋果日報によると、IC設計業者、微駆科技(エクスプロア・マイクロ・エレクトロニクス)の呉金栄総経理は「OLEDをめぐる競争は韓国が最も積極的で、サムスン・モバイル・ディスプレイ(SMD)は既に第5.5世代、月産7万2,000枚の生産ラインを建設した。LGDも第8世代の投資を行う構えで、OLEDが次世代パネルの競争でカギを握る」と指摘した。
台湾メーカーも、友達光電(AUO)と奇美電子(チーメイ・イノルックス)などが全体としては設備投資を削減する中、OLEDパネルの生産に必要な低温ポリシリコン(LTPS)の増産に向けた投資を計画している。AUOは台湾で年内にも量産に入る第3.5世代生産ラインに続き、シンガポールで第4.5世代による生産を計画するなど、OLEDパネルの増産を進める意向だ。
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