ニュース 電子 作成日:2011年8月10日_記事番号:T00031808
業界の観測によると、韓国のLGディスプレイ(LGD)がこのほど、米アップルのタブレット型パソコン「iPad2」向けに9.7インチパネルを納品したものの、歩留まり率が低く認証を受けられなかったため返品され、組み立てメーカーがサムスン電子や奇美電子(チーメイ・イノルックス)に追加発注したもようだ。10日付電子時報が報じた。
業界関係者によると、LGDは当初、第3四半期のiPad2パネル出荷目標を月間400万枚(第2四半期末の実績300万枚)としていたが、7月は250万~260万枚にとどまった。一方、サムスンは7月200万枚近く(従来100万枚余り)、5~6月に量産を開始したばかりの奇美電も同45万~50万枚出荷したようだ。
部品メーカーによると、奇美電は9.7インチパネルの部品調達に積極的で、現在サプライヤーに月100万枚分の供給を求めており、今後は月150万枚の出荷を目指す。
今後、LGDが早急に問題を解決すれば、iPad向け最大サプライヤーの地位は揺るがないとみられるが、サムスンは自社タブレットPC「GALAXY Tab(ギャラクシー・タブ)」がiPad2の競合に当たるため、iPad2最大の組み立てメーカー、鴻海科技集団(フォックスコン)を親会社とする奇美電に出荷拡大のチャンスがありそうだ。
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