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米国産牛肉から肉質改善剤、51トンを返送


ニュース 農林水産 作成日:2011年8月11日_記事番号:T00031818

米国産牛肉から肉質改善剤、51トンを返送

 食品薬物管理局(TFDA)は10日、米国産の輸入牛肉3件、計51トンから肉質改善剤の残留成分が検出されたため、返送措置を取ったことを明らかにした。これに先立ち、今年上半期には累計で200トン以上の米国産牛肉から肉質改善剤が検出されていた。11日付自由時報が伝えた。

 検出濃度はそれぞれ5.36ppb(10億分の1を示す単位)、2.93ppb、6.8ppbで、いずれも米国の残留基準(10ppb)を下回っているが、台湾では肉質改善剤の検出が一切認められていないため、いずれも通関が認められなかった。

 同局によると、これら米国産牛肉は2社が輸入したものだ。通関が認められなかった輸入業者のうち、伸格食品は通関時のサンプル検査比率が5%から20%に引き上げられ、樹森開発は全量検査の対象となった。

 同局によると、今年上半期に輸入された米国産牛肉は1,281件、約1万700トンで、肉質改善剤の検出比率は1~2%だった。