高雄市の病院で先週、30代の男性研修医が過労死した疑いがあり、行政院衛生署が87の医療機関の研修医の勤務時間を調べた結果、１〜２年目は週平均74.6時間に上ることが分かった。衛生署は「平均勤務時間は米国と同程度」としたものの、過労を避けるため来年から上限時間を設ける方針だ。中央社が10日伝えた。
台湾では、医科大学を卒業して国家医師免許を取得した後、専門医師の資格を得るためには、研修医の訓練試験に合格することが義務付けられている。研修医の訓練では外科が最も厳しく１週間の勤務時間が80時間に上るという。
調査結果に基づき、研修医の労働時間が長い病院については衛生署が既に改善を求めた。台湾では医師には労働基準法が適用されていない。
