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台湾製鋼材、タイがダンピング調査


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年8月11日_記事番号:T00031823

台湾製鋼材、タイがダンピング調査

 経済部は10日、タイ商務省が台湾など5カ国・地域から輸入される亜鉛めっき鋼材、コーティング鋼材などに対するダンピング調査を進めていることを明らかにした。めっき鋼大手、盛餘(SYSCO、センユースチール)と燁輝企業(YP)はタイ向けの販売を一時中止した。11日付経済日報が伝えた。

 業界関係者によると、タイ商務省によるダンピング調査には約1年を要する見通しで、ダンピングによる産業被害が認定されれば、反ダンピング関税が課されることになる。

 燁輝企業は現在、タイにアルミ亜鉛めっき鋼板を年間4万トン、コーティング鋼材を同1万9,000トン輸出。盛餘はアルミ亜鉛めっき鋼板を同2万5,000トン輸出している。

 燁輝企業の呉林茂総経理は「全力で説明を行い、鋼材価格が合理的な範囲にとどまっている点をタイ側に理解してもらう考えだ」と述べた。