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義聯集団の福建ニッケル鉄合金工場、9月にも着工【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年8月11日_記事番号:T00031824

義聯集団の福建ニッケル鉄合金工場、9月にも着工【表】

 民間の鉄鋼最大手、義聯集団(Eユナイテッド・グループ)が9月にも中国・福建省寧徳市でニッケル・鉄合金工場を着工する見通しだ。11日付経済日報が伝えた。

 陳興生副市長は先日、義聯集団と昨年11月に投資意向書を締結してから準備を進めており、9月の着工を望んでいると語った。林義守・義聯集団董事長は、環境影響評価(環境アセスメント)審査を通過すれば、直ちに建設すると述べた。

 同集団主管によると、第1期では3億米ドル以上を投じ、ニッケル(年産3万トン)、ニッケル鉄合金(同30万トン)を傘下のステンレス大手、燁聯鋼鉄(YUSCO)や広州聯衆ステンレス向けに生産する。第2期の工場拡張では、ニッケルは年産能力6万トンに、ニッケル鉄合金は同50万~60万トンへと倍増させる。

 YUSCOは、含有量は8%にすぎないがコストが50%を占めるニッケル国際相場の乱高下によって、ステンレス価格が不安定となっていると指摘した。