ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ASUS、ブラジル市場攻略を本格化


ニュース 電子 作成日:2011年8月11日_記事番号:T00031827

ASUS、ブラジル市場攻略を本格化

 華碩電脳(ASUS)は、8月から幹部社員をブラジルに派遣し、同国での市場開拓を本格化する。11日付工商時報が伝えた。

 ASUSは先ごろ、施崇棠董事長、沈振来執行長がブラジルに長期滞在し、帰国後に同国市場を全力で攻略する考えを示していた。8月から現地に派遣されるのは、陳彦政業務主管、申龍華サプライチェーン主管で、市場やサプライヤーの調査に当たる。

 ブラジルのノートパソコン市場では現在、ヒューレット・パッカード(HP)、宏碁(エイサー)、サムスン電子、聯想(レノボ)、デルなどがシェア上位を占め、ASUSのシェアは極めて低い状況だ。

 ASUSは、高関税で国内メーカーを保護するブラジル政府の経済政策に対応し、現地のサプライヤーとの提携によってコスト削減を図る構えで、生産業務では大手メーカー、Visumとの提携を計画している。

 同社はブラジル市場を熟知した台湾人をスカウトし、現地の総経理に充てる構えで、来年までに目に見える成果を上げたい構えだ。さらに、ブラジルを足がかりとして、ラテンアメリカ市場を攻略する。

 ブラジルのノートPC市場は年間800万台規模で、2014年には世界3位のノートPC市場に浮上するとの予測もある。