ニュース 電子 作成日:2011年8月11日_記事番号:T00031834
米アップルにタッチパネルを供給する宸鴻集団(TPKホールディング)が10日発表した第2四半期の業績は、売上高が市場予測を上回る前期比28.4%増の325億3,000万台湾元(約860億円)、純利益は同50%増の37億1,500万元と四半期ベースで過去最高となった。ただ、第3四半期の見通しについては顧客が慎重な見方をしていることなどから、売上高は同3〜5%減、粗利率は同1〜2ポイント低下の17〜18%と予測した。11日付工商時報が伝えた。
劉詩亮TPK財務長は「8月が下半期業績の谷底」と強調した上で、顧客が新製品の出荷を始めるに従い、9月以降は月ごとに業績が上向き、第4四半期は期待が持てると説明した。
第2四半期はタブレット型パソコン市場の急成長、シェア拡大、新顧客向け出荷などが増収増益に寄与した。また、粗利の高いタッチパネルモジュールの出荷増などで粗利率も19%と微増した。
TPKの上半期連結売上高は前年同期比271%増の578億5,000万元、1株当たり利益(EPS)は同263%増の25.31元だった。
なお、TPKの第2四半期の設備投資額は67億5,300万元、上半期累計では約100億元だった。経営環境が悪化しなければ下半期も予定通り計100億元を投じる計画だ。
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